自分を捨てることができる人は強い。
能舍弃自我的人，才是真正的强者。
見るからに腕力（わんりょく）があり、豪快（ごうかい）で大言壮語（たいげんそうご）するような人間には度胸があり、頼りがいがあるように思えますが、いざというときには役に立たないことが多いものです。私はそのような、実際には頼りにならない口先（くちさき）だけの人に何人も出会ってきました。逆に、どちらかというと普段はビビリでおとなしい、繊細なタイプの人のほうが、いざというときに勇気を発揮してくれることにも気がつきました。
看上去臂膀粗力气大、豪言壮语脱口而出的人，往往被认为有胆量，可以依靠。但一旦有事，这种人往往派不上用场。我曾多次碰到这种嘴上厉害、实际靠不住的人。相反，有一些平时看起来胆小谨慎、性格细腻的人，在紧要关头，却能发挥出勇气。我注意到了这一点。
勇気とは腕っぷしに自信があるとか、ケンカに強いといった蛮勇（ばんゆう）ではない。もともとはおとなしい性格で、怖がりで慎重な人間が、修羅場（しゅらば）を何回もくぐり、場数（ばかず）な踏んで度胸（どきょう）をつけていくなかで身につくのが真の勇気です。
所谓勇气，既不是自信臂粗力大，也不是敢打架的蛮勇。原本性格温顺，甚至胆小的人，历经修罗场和严酷考验，锻炼出来的胆略，才是真的勇气。
この勇気を生み出す源泉（げんせん）が、相手のために尽くそう思いやりです。自分を捨て、自分はどうなってもいいと思い、相手のために尽くそうとすれば、真の勇気というのは出るものです。
产生这种勇气的源泉，就是对对方的关爱之心。只要能舍弃自己，不顾自己的得失，全力为别人付出，这时候真正的勇气就会涌现。
